あれはフェイントだったりしてな。

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見積もりのポイント。


たとえば1日2ポイントでストーリー群を見積もる。


たとえば、Aというストーリーは1ポイント (2日)、
Bというストーリーは2ポイント (4日)、
Cというストーリーは4ポイント (8日) と見積もられたとする。


これで実際に開発しはじめて、実際に1ポイントが2日に
なるかどうかは結構バクチが入る。実際には1ポイントが
1日になるかもしれないし、3日になるかもしれない。


でも、A, B, Cのストーリー間の相対的な難しさの予想は
それほど間違ってはいないことが多い。つまり


A : B : C == 2 : 4 : 8


というのが難しさの比率ということになる。ここで
もしポイントがズレて1ポイント1日になったとすると、
その日数は:


A : B : C == 1 : 2 : 4


ということになり、1ポイント3日になったとすると、
その日数は:


A : B : C == 3 : 6 : 12


となる。


このように、見積もりと計測を繰り返すことで、
プロジェクトの速度というものがわかる。


プロジェクトの速度がわかれば、計画の精度も
上がる。

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上に書いたことを裏返して見れば、見積もりというのは、
ごく私的なものだということがわかる。


1ポイントが何日に相当するかはプロジェクトごとに
違って当たり前ということ。


大事なのは、見積もりと計測を繰り返し続けること、
そして計画を修正し続けること。