何回か書いてますけど、XPには品質の値と
いうのは2つしかありません。


「悪い」というのはもちろん論外。


「十分」というのでも不十分。


「良い」というのでもまだまだ許せる値じゃない。


「すばらしい (excellent)」か
「とてつもなくすばらしい (insanely excellent)」


の2つしか品質の価値として認められません。


excellentあるいはexcellenceというのはXPE2でも
キーワードの1つになっています。


improvementというのがXPE2のprincipleの1つな
わけですけど、それはexcellenceに向けた努力な
わけです。それは品質に限らず、チームの存在として
excellentであるということを目指しているわけです。

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血圧 92-64

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世の中には「協力会社」という言葉があって
自分はこれを「下請けだと人聞きがわるいから」
という理由で生まれたものだと思っています。


でも、今は、ほんとに「協力」という体制を
会社という単位を超えて築かなければならない
時代なんじゃないかと思うようになりました。


今はもう総力戦の時代なんじゃないでしょうか。


そのためには、元請けも下請けも考え方を
改める必要があるんじゃないでしょうか。


ことソフトウェアということに関していえば、
元請けと下請けとで技術的な実力差は
なくなっています (高速道路理論)。
むしろ、下請けのほうが技術力を持っている
ことも多いでしょう。


そうした状況を踏まえれば、今必要なのは、
会社という単位を超えて、どれだけプロジェクトに
貢献できるかという視点です。


もちろん、元請けには元請けの、下請けには
下請けの事情というものもあるでしょう。
でも、今は総力をあげて問題に取り組まなければ
勝てない状況なのです。なぜなら、競争相手が
総力戦を仕掛けてきているからです。
オープンソース、オフショア、そういった
外部の力をどれだけプロジェクトに取り込めるかが
勝ち負けを決める重要な要因になっているんじゃ
ないでしょうか。