わかりにくいテクニックのことをワカリニクテクと名づけるのはどうだろう。

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「カネがねー、カネがねー」って
これだから技術者1.0はダメなんだよ。


カネがねーのはテメーが売れるもん作ってねぇからだろ。
売れるもんバンバン作ってみろって。

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こっちに書いちゃったから、こっちに続きを書くけど。


XPE2のCorollary Practicesの1つにPay-Per-Useがある。
これは、作ったシステムを顧客が使う分だけ料金を
もらうってことだ。お客さんが使えば使うほど儲かるっ
ていう仕組みのこと。これはお金をシステムのフィード
バックとして使うっていう狙いがある。


この考えを推し進めると、お客さんにたくさん使って
もらう、あるいはたくさんのお客さんに使ってもらうっ
ていうことが、開発側の課題にもなるってことだろ。
システムの開発にはフィードバック、しかも精度の高い
フィードバックが必要なわけで、お金は精度の高さで
いえばかなりものだ。


これまではお客さんの獲得っていうのは営業の仕事だっ
て思われてたんだけど、それじゃダメなわけだ。


もちろん、技術者には技術者の本分というものがある。
でも、その技術の方向っていうのは、お客さんの獲得に
向いたもんじゃないといけないってことだろ。


品質を上げるのは何のためだ? 開発者から見たら、
第一に働きがいを高めるためだ。でも、二番目
くらいにはお客さんを獲得するためっていうのが
来るだろう。そうでなけりゃ技術者側と企業側との
Mutual Benefitは生まれないわけだ。


だから、『カネがねー、カネがねー』と口に出すなら
そのすぐあとに『売れるものを作れなくて
ゴメンナサイ』というのが続いて出てこなきゃいけない。
『カネがねー』っていうのを他人のせいにするんじゃない。
技術が未熟だから売れないんだと。